僕、幸せ
僕はシーズーのマー君です。
毎月1回、日本ペット文化学院の四日市校で散髪をしてもらっ
ています。
以前はミミちゃんと一緒にきていたのですが、ミミちゃんは心
不全で亡くなったため今は僕一人でお世話になっています。
ミミちゃんはほんとうにおとなしい子で、お母さんにとって全
然手のかからない子でした。だから、お母さんのお気に入りで
した。僕はご想像の通りチャカチャカでお母さんにとって手に
おえない子でした。
いつも名前を呼ばれるのはミミちゃんで、5回のうち4回はミ
ミちゃんでした。お母さんの膝に抱っこしてもらうのも圧倒的
にミミちゃんのほうが多かったです。
そんなミミちゃんを僕はいつも羨ましいなと思っていました。
でも、そのミミちゃんが亡くなったのです。お母さんの悲しみ
は痛いほどわかりました。僕はお母さんのためにもいい子にな
ろうと思いました。そうするとお母さんも僕の気持ちを察した
のかいつかミミちゃんに接するように僕に接してくれるように
なりました。僕は今ほんとうに幸せです。